【まずはじめに，酒田ラーメンの勉強から始めよう】

酒田ラーメンは，札幌ラーメン，東京ラーメン，九州ラーメン，喜多方ラーメンと並ぶ「日本の５大ラーメン」である！

札幌ラーメン：みそ味ベースに，野菜を炒める時にラードをたっぷり使い，にんにくもかなり入れる。濃厚なスープには太めでコシのある麺がよく似合う。冷えた身体を暖めてくれるラーメンだ。

東京ラーメン：昔，支那そばと呼ばれていたラーメン。スープはもちろん醤油味。具もチャーシュー，メンマ，焼き海苔，ほうれん草，ナルトなどお馴染みの味。

九州ラーメン：豚骨をじっくり煮込んだ，白く濁った白湯スープが特徴。具はいろいろあるが紅生姜やアサツキは欠かせないという人が多い。

酒田ラーメン：東京ラーメンに近いが，豚骨，鶏骨に煮干や昆布，肉汁を使いながらさっぱり仕上げているのが特徴。自家製麺の比率が圧倒的に多いのもラーメンに寄せるこだわりが強い土地柄ならでは。

喜多方ラーメン：打ちの細めの縮れ麺に絡まるスープは濃厚でいながらあっさり味。

酒田ラーメンには，「自家製麺」へのこだわりがある！

酒田のラーメン店，そば店の特徴を一言でいうと自店で麺を作っている「自家製麺」の比率が多いことだ。その比率をおおよそ推計してみると，関東5〜10％に比べ，酒田80％で圧倒的に自家製麺率が，高くなっている。酒田の麺がおいしいといわれているのは，こうした麺と味へのこだわりがあるからと言えそうだ。

「スープ」に秘密がある！

酒田のラーメンの基本スープは，昆布と煮出しというオーソドックスなものだが，つい10年位前までは煮干を使うのは全国的に珍しかったという。酒田のラーメンでは特産のトビウオやサバブシや野菜などで，どこのお店もオリジナルの味を創りだそうとして様々な工夫を重ねているのだ。

（酒田市麺類食堂組合発行「酒田美味 んめちゃ MAP」より引用させていただきました。）

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